諦めるのはまだ早い! 住宅ローンが払えない人のためのガイドブック

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競売入札開始直前の場合

住宅ローンが払えない人にアドバイス

住宅ローンが払えないで競売入札開始直前となってしまった場合には、もう打つ手はないのでしょうか?
いえ、まだ可能性は残っています。住宅ローンが払えずに競売直前まで来てしまった方へアドバイスします。

 

競売入札前ならまだ任意売却に間に合う可能性も

やむにやまれず住宅ローンの滞納してしまってからおよそ一年弱、裁判所によりご自宅の競売が通知された…。この状態にある方は「もう、どうにでもなれ」といった感じで自暴自棄になってしまっているかもしれません。

しかし、まだ諦めてはダメです。たとえ競売入札開始直前となっていても、このタイミングならば正真正銘のラストチャンスが残っています。それは「まだ入札される前の状態であること」です。

競売が開始された後でも、競売の申立人である債権者(保証会社など)を説得し、裁判所に対して競売の取り下げ申請をしてもらえれば、任意売却への道はかろうじて残されることになります。

債権者にとっても、競売よりは任意売却の方が、より市場価格に近い金額で売れるので、この点を持って説得すれば、応じてくれる可能性はあると言えるでしょう。ただし、これらの一連の手続きや交渉を私たち債務者が個人で行うことはかなり困難です。信頼できる任意売却専門業者に協力を仰いだ方が賢明です。

もうひとつ付け加えておきますと、任意売却への道が閉ざされるのは、競売が開始され、入札されてしまった時になります。任意売却はそうならない前に、できるだけ早く行動に移すことが賢明です。

もしも競売になってしまうと…

ではここで、競売が任意売却に比べ、望ましくない点をおさらいしておきましょう。競売には次のようなデメリットがあります。

  • 競売は不動産業による転売目的での落札となるため、市価よりも安い価格で買われてしまう。
  • 上記のとおり競売価格での売却になるので、売れたとしても残債が多く残ります。また残債の返済の交渉なども不利になる。
  • 売却価格から引越し費用などは一切出ない。所有者が変わるため、強制退去を命ぜられる。
  • ご近所の方にも競売の事実が知られ、裁判所からの調査も来る。

以上の通り、任意売却に比べ競売を選んだ方がよいという理由はほぼありません。住宅ローンが払えなくなった際に検討すべきは任意売却です。